2005年 04月 14日 ( 1 )
ヨーロッパの建築
ミラノだけじゃなくヨーロッパの街並みは、しっかりとしたコンセプトのデザインが施され
ている場所が殆どだ。
街の大小に関わらず、統一された景観は街そのものを美しく見せる。

「統一された街」などと書くと、あたかも無個性のように思われるかもしれないが、実は
そうではない。
街ごとに違った表情があるし、よく見ると建物も一軒一軒違うデザインなのだ。
ではどうして統一されているように見えるのだろう?
それは、ある一定のコンセプトを元にデザインされ、それが守られているからだろう。

残念な事に日本は無個性な街が多いし、何より統一感が無い。
いや、混沌としているという統一性があるのかもしれない。
だが、けっして美しいとは思えない。
非常に残念だ。

今、僕はミラノサローネというプロダクトデザインのトップレベルのものを取材している。
今年はジャポネスクブームだそうだ。
それは日本人の作家がデザインしたものだったり、日本の素材を使って海外の作家が
デザインしたりと多岐に亘っている。
しかし、そこにはジャポネスクという統一概念があり、美しいデザインが展開されている。
だからだろう、現状の日本について凄く考えさせられる。

個性的という名目を盾に、自分勝手な解釈の仕方で、建物を建てる時代は終わったの
ではないだろうか?
これからは、日本古来からあるものの考え方。
そう、“和”を大切にする時代が来たのではないだろうか?
和=協調的統一感というのも、成立しえるのではないだろうか?
せっかく世界に広く知られた、日本を大切にするアーティストがいるのだ。
我々日本人も一人一人が、美しさとは個一個だけが美しいだけではダメで、集合になっ
たときのバランスが良くなければ、本当の美にならないということに気付いて欲しい。

僕は今回のミラノサローネの取材で、つくづくその事を考えさせられている。

こんな何気ない窓が並んだ感じも素敵
photo by GON
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by illy23 | 2005-04-14 06:15 | 風景